ボルダリングは、動きやすい服を着てジムに行き、「初めてです」と一言伝えるだけで今日から始められます。道具を買う必要も、一緒に行く相手も、運動経験もいりません。所要は体験1回でだいたい1〜2時間、レンタルを使えば初期費用はジム利用料だけ。一人で行っても気まずくなることはありません。それが、この記事の結論です。

休日、なんだか体がなまっている気がする。「外に出て体を動かす趣味でもあればな」と思いながら、ジョギングは続かなかったし、ジムは入会のハードルが高い。SNSでは壁をすいすい登る人が、難しいルートを楽しそうに攻略している。ボルダリングってなんだか面白そう。でも調べ始めると、シューズだのチョークだの、しかも一人で行って浮かないか不安で、結局タブを閉じてしまう。そんな経験、ありませんか。

ボルダリングは一人でも始められる?

始められます。むしろボルダリングは、一人で黙々と取り組みやすい運動の代表格です。

まず安心してほしいのは、その「やってみたいけど一人だと気まずそう」という気持ちは、あなたが消極的だからではないということです。初めての場所に一人で飛び込むのにためらうのは、ごく自然な反応です。続かないのも入れないのも、意志の問題ではなく、最初のハードルを高く見積もりすぎているだけのことがほとんどです。

ボルダリングジムは、一人で来る人がとても多い場所です。みんな自分の壁と向き合っていて、他人の登りをじっと見ている余裕はありません。基本はロープを使わない低い壁を、自分のペースで登って降りるだけ。誰かと競う必要も、会話を続ける必要もありません。今日の自分の体で、一手ずつ動く。それだけで成立します。

ボルダリングを始めるのに道具は必要?

必要ありません。最初はジムでシューズもチョークもレンタルできるので、買うものは何もありません。

検索すると、いきなりクライミングシューズやチョークバッグの話が出てきます。でも、最初からそれを買う必要はまったくありません。多くのジムには初めての人向けのレンタルがあり、動きやすい服さえあれば手ぶらに近い状態で行けます。

むしろ道具から入ると、「せっかく買ったんだから通わなきゃ」というプレッシャーが生まれて、かえって足が遠のきます。服装も、Tシャツに伸びるパンツやジャージで十分。今あなたのクローゼットにある運動できる服が、立派なスタート装備です。道具の話は、もし続いて「自分のシューズが欲しい」と思えたときに調べれば間に合います。

一人でジムに行くのが気まずいのはなぜ?

多くの場合、原因は「向いていない」ことではなく、初めての場所の段取りがわからないことにあります。よくある不安を3つに分けて見てみましょう。

受付や流れがわからなくて不安

初めてのジムは、受付で「初めてです」と言えば、あとは案内してくれます。流れを事前に覚えていく必要はありません。

多くのジムは初回に簡単な説明や講習があり、登り方や降り方、安全のルールをその場で教えてもらえます。事前に予習する必要はなく、わからないことはスタッフに聞けば大丈夫。最初の一回さえ通れば、次からは流れがわかって、ぐっと気楽になります。

上手い人ばかりで浮きそうに感じる

初心者向けの簡単な課題から始めれば、浮くことはありません。みんな自分の番に集中しています。

壁にはレベル別に色分けされた課題があり、一番やさしいものは大人なら登れることが多いです。周りの上級者も、最初はそのやさしい壁から始めた人ばかり。誰かの目を気にするより、「次のホールドに手が届くか」を頼りに動く方が、ずっと楽しめます。

毎週通わなきゃと気負って疲れている

毎週でなくて大丈夫です。「行きたくなった日だけ」で十分。次がいつになっても、ボルダリングは逃げません。

「続けるなら定期的に」と思うと、予定を組むこと自体が義務になってしまいます。続くかどうかは根性ではなく、設計の問題です。気が向いた休日にふらっと寄るくらいが、長く付き合うコツです。続かない原因をもう少し掘り下げたいときは、毎日やろうとしてやめてしまう人へも参考になります。

今日できる最初の一歩は?

ジムに行く前に、家で1分でできる準備があります。次のどれか1つを選んでやってみてください。

  • スマホで「ボルダリング ジム 初心者」に自分の最寄り駅を足して検索し、近そうな一軒をブックマークする
  • そのジムの料金ページを開いて、「初回」「体験」「レンタル」の3語を探す
  • クローゼットから、動きやすいTシャツと伸びるパンツを一組だけ出しておく
  • 行けそうな日を一つ、カレンダーに「候補」とだけメモする
  • ジムの予約フォームや電話番号を、連絡先に登録しておく

ポイントは「全部決めよう」としないこと。1つでもやれば、それで今日の一歩は完了です。実際に予約まで進まなくても、「行き先が決まった」という事実が残れば成功です。

一人でも気まずくならない入り方は?

最初の一回を乗り切る段取りさえ押さえておけば、あとは自然と慣れます。気負わず使えるコツをまとめます。

  • 予約のときか受付で「初めてで、一人です」と先に伝えておく。これだけで案内が丁寧になります
  • 平日の昼や夕方早めなど、空いている時間帯を狙うと人の目が気になりにくいです
  • 登れなくて当たり前。途中で降りても、隣の人がすいすい登っていても、誰も気にしていません
  • 30分〜1時間で切り上げてOK。手のひらが疲れてきたら、それが今日のやめどきです
  • 終わったら「今日一番面白かった一手」を一つだけ思い出す。次にまた来たくなる小さな理由になります

一人で過ごす時間そのものを楽しむ感覚は、一人暮らしの休日が孤独に感じる時の、小さな趣味とも通じるところがあります。

道具はいつそろえればいい?

そろえるのは「これなら続けられそう」と感じてからで十分です。最初はレンタルのままで問題ありません。

最初に買い足すなら自分用のクライミングシューズあたりが定番ですが、必須ではありません。数回はレンタルで様子を見て、「足の感覚をもっと確かめたい」と自分が思えたら、一足だけ。チョークやバッグはさらにその後で大丈夫です。一度に全部そろえず、必要を感じたものから一つずつ。短い時間で区切って楽しむ考え方は1日5分でいい:短時間でも楽しめる趣味の選び方にもまとめてあります。

「外に出て体を動かす系」が自分に合うか整理したくなったら

次の一手として、自分に合う趣味のタイプをやさしく整理したくなったら、TinyTrailの無料の趣味タイプ診断(16タイプ・登録不要)をのぞいてみてください。

ボルダリングのように「家を出て、一人で、体を動かして達成感を味わう」時間が心地よいかどうかは、人によって相性があります。同じ運動でも、誰かと一緒に盛り上がる方が向いている人もいれば、家の中で静かに手を動かす方が落ち着く人もいます。

16タイプの簡単な質問から、あなたが心地よく感じやすい趣味の傾向をそっと整理してくれます。答えを押し付けるものではなく、次の一歩を選ぶときの小さなヒントとして使ってもらえたら十分です。合うかどうか整理したくなったら、ジムを予約するついでに気楽にどうぞ。